男性の悩みの1つ!精力減退には腎精不足が関係している!?

腎精ってなに?

腎精(じんせい)、聞き慣れない言葉ですよね。

腎精とは東洋医学独特の考え方で、私たちが生まれてくる時に、父母から授かった気のことです

分かりやすくいうなら、活動力、生命力といったところでしょうか。

勿論、この腎精は父母から授かった気なので、生まれつき強い、弱いがあり、東洋医学では、腎精が私たちの老化と関係しているといわれています。

精力減退には、腎精が関係している

さて、男性の悩みと言えば、精力減退があります。

この精力減退、実は先ほど述べた腎精が大きく関係しているのです。

腎精は生まれ持っての生命力。

ですから、使えば、どんどん消耗していきます。

また、生まれつき腎精の少ない人もいます。

腎精が不足する状態のことを、東洋医学では腎虚(じんきょ)と呼ばれています。

腎精は、生命力と同時に、私たちの「生長や発育、生殖」を司っているといわれていますから、腎精が不足しますと、骨格発育不良・知力減退・運動能力の発達不良や減退、性機能衰退などが起こるとされています。

つまり、腎精が不足することで、男性の悩みである、精力減退が起こるというわけです。

腎精不足を防ぐためには・・・

では、腎精不足を防ぐにはどうすれば良いのでしょうか。

何度も書いていますが、腎精は先天の精であり、父母から受け継ぐ生命力。

虚弱体質などの腎精不足や老化による腎精の消耗だけは、防ぎようがありません。

ですから、普段からの規則正しい生活や睡眠をとることが大切です。

特に房事過多と言って、若いうちから性行為を過度にすることは、腎精を著しく消耗するといわれています。

ただ、腎精は後天の精によって、或る程度は補えることが可能であると東洋医学では考えられています。

一般的に東洋医学の漢方では山芋、黒胡麻、レンコン、栗などが腎精を補うのに良い食べ物とされています。

精力減退でお困りの男性は、これらの食べ物を積極的に摂ってみてはいかがでしょうか。

東洋医学の鍼灸の観点から簡単にできる精力減退に効くツボをひとつ紹介します。

お臍の真下、指四本分くらい下のところにある「関元(かんげん)」というツボ。

ここは、別名「臍下丹田(さいかたんでん)」とも呼ばれ、腹式呼吸法でも大変重要な場所だとされている場所です。

東洋医学では、元気を作り出す重要なツボだとされています。

この関元を温灸で温めることで、元気が充満し、腎精を補うことができます。

温灸で温めるのが難しい人は、シャワーのお湯を関元の場所に当てたり、腹巻などで臍下を冷やさないようにしてみてはいかがでしょうか。

いかがでしたか?

精力減退でお困りの方は、一度試してみてください。