男性の悩みの1つ!持続力の低下を東洋医学から考えてみた!

若い男性の持続力の低下は・・・

若い男性にとってセックスの悩みというのは、時に深刻な悩みになることがあります。

老化による精力減退でペニスが勃起しないというなら、EDということを自分で認められるし解り易いのですが、若い男性のEDにはそう簡単にいかないモノも沢山あります。

例えば、マスターベーションや前戯の時は、ちゃんと勃起するのに、いざ挿入しようとコンドームを装着しようとする段になって、途中で萎えてしまい、うまく挿入できない、であったり・・・・。

挿入の最中に、持続力が保たずに射精に至る前に萎えてしまい、うまくセックスが出来ない、であったり・・・・。

そうした若い男性の勃起の持続力の低下によるセックスの悩みは、一度はちゃんと勃起しているだけに、なかなか自身がEDであることを認められず、デリケートな問題だけに誰にも相談できないまま、それが本人にとって深刻な悩みになっている男性も多いようです。

持続力低下の原因について

今回はそうした若い男性の勃起の持続力の低下の原因について考えてみたいと思います。

一般的に中高年以降の男性の持続力の低下は、男性ホルモンの低下によるものが多いとされています。

男性ホルモンとは、所謂オトコらしさを形成するホルモンのことで、精巣で作られ、分泌されます。

オトコらしさを形成するホルモンですから、勿論男性の場合は、勃起力であったり持続力に大きく関わってきます。

男性ホルモンは20代をピークに歳を重ねるごとにどんどん減少していき、40代を境にその減少が顕著になっていきます。

40代を境に持続力がなくなったといのは、この男性ホルモンの減少が原因だと考えられています。

ところが、20代の若い男性でも、持続力の低下で悩んでいる人は居ます。

男性ホルモンの分泌も豊富に分泌されているし、ペニスの機能にも何ら問題はない。

それなのに、何故かセックスの時になると、持続力がなくなり途中で萎えてしまう。

そういった若い男性の持続力の低下には、心因性EDが原因であるといわれています。

たとえば過去にセックスで恥ずかしい思いをした、とか、うまく挿入することができなかった、とか、セックスの際にパートナーから心無い言葉を受けた、とか、そうした出来事がトラウマになり、それが勃起力の低下や持続力の低下に繋がることがあります。

また、仕事や家庭のことで、酷く思い悩んでいたり、精神的に強いストレスを感じていても、同じように性衝動が抑えられ、勃起力の低下や持続力の低下に繋がるのです。

心因性EDの難しいのは、そうした持続力の低下でセックスがうまくいかなかった事自体がまた、心因性EDの原因や引き金になり得ることで、こうした悪循環に嵌まると、どんどんと持続力の低下に繋がっていく場合があるということです。

東洋医学では持続力の低下は腎精の消耗が原因

さて、東洋医学でも、持続力の低下は精神的なストレスが大きく関わっていると言われています。

東洋医学では、持続力が低下して、途中で萎えてしまう病証のことを「陽萎」とよんでいます。

陽萎の原因は、東洋医学でいう腎が弱ることで起こると考えられているのです。

腎は腎精という生命力や活動力、生殖力を蓄えている場所で、私たちはその腎精を使って、生殖活動をしているわけですが、この腎精は腎に負担を掛けることで、どんどん消耗してしまい腎精不足になってしまうといわれています。

そして、腎に負担を掛ける原因の一つとして、精神的なストレスによって、過度に怯えたり、驚いたり、びくびくしたり、不安になったり、思い悩んでいたりすると、腎を傷め、腎精を消耗してしまい、それが持続力の低下に繋がるといわれています。

ですから、東洋医学では、持続力の低下を改善する為には、腎に負担を掛けず、腎精を必要以上に消耗しないようにしなければなりません。

若い人の持続力の低下の場合は、まずセックスに対する恐怖心やトラウマを取り除くことが大切です。

多くはセックスへの自信のなさから起こることなので、パートナーとの理解と協力も必要となってきます。

ちなみに東洋医学では臍から指4本下にある、関元というツボが腎精を補い、持続力低下を改善するのに有効だとされています。

家庭用の温灸で、関元を温めてあげると良いでしょう。

また、お灸は副交感神経を刺激し優位に働かせる為、リラックス効果もあります。

一度試してみてください。