若はげの原因で一番多いのはなに?

若はげの原因で一番多いものについて

若はげの症状である男性型脱毛症(AGA)の発症のしやすさは遺伝によるところがありますが、他にも日頃の生活習慣や食生活、ストレスなどが発症の原因となります。

そこで、厚生労働省の行った「健康意識に関する調査」の結果をと独自の調査結果を合わせて、若はげの原因で多いものはなに?を調べてみました。

若はげの原因 第3位:バランスの悪い食事

60歳以下の人で、肥満を気にされている人が約27%、食事内容に関心がある人は約35%でした。

最近は、食生活が洋式となってきており、ファーストフードやコンビニ弁当など脂肪が多い肉類を食べることが多くなる一方で野菜や魚の摂取量が減ってきています。

肉類から摂取されるタンパク質は、髪をつくるケラチンの材料となるものです。

同時に動物性の脂肪は、肝臓に蓄えられたて体に必要な時にエネルギーとなりますが、このときに使用されるビタミンB1は、食事から摂る必要のある髪の成長にも必要な大切な栄養素なのです。

そして、余った脂質は中性脂肪とコレステロールとなり、血液をドロドロにして血行を悪くしてしまいます。

髪をつくる毛母細胞への栄養は、血液で運ばれるものですので、血行が悪くなると髪の成長にも悪い影響を及ぼします。

また髪の成長にはビタミンB、ビタミンCやビタミンEなどのビタミン群や、亜鉛などのミネラルが必要です。

青魚に含まれるDHAは、血液をさらさらにして血行をよくして髪の成長を助けますし、肥満の解消にもなります。

このように、バランスの良い食事が髪のためにも体のためにも必要です。

若はげの原因 第2位:睡眠不足

調査の結果、日頃から睡眠不足を感じている人(やや感じている人も含む)が約30%いるそうです。

忙しいとき真っ先に削られるのが睡眠時間なので、代表的な休養方法である睡眠を削る現代人は、忙しくて休養不足なのでしょう。

睡眠の役割は、肉体的、精神的に一日の疲れを癒すことと、成長ホルモンを分泌して体調を整えることの2つに大別することができます。

ちなみに、眠らずにいると脳に関する機能が低下し幻覚症状が現れることがアメリカの大学における研究で報告されています。

睡眠はストレスへの耐性を高め、心の健康を維持するためにはなくてはならないものなのです。

肉体的な面についてみてみますと、私たちの体は睡眠中に副交感神経の活動が活発になって成長ホルモンが分泌され、この成長ホルモンが毛母細胞に働きかけて髪の成長をうながします。

他にも血圧や血糖値などを一定に保ったりする働きをします。

髪にとって特に重要なのが睡眠時間で抜け毛の量に違いが見られるのが、”5時間”だそうです。

もちろんきれいなお肌にも健全な免疫機能のためにも睡眠は大切です。

健康的な毎日をすごすために十分な睡眠をとりましょう。

若はげの原因 第1位:ストレス

日頃からストレスを感じている人は約36%で、髪の成長に悪影響を及ぼすもののなかでは一番多い回答数でした。

仕事でも日常生活でも慌ただしい現代では、周囲からうけるストレスも増えているのでしょう。

ちなみにストレスの原因で一番多かったのは人間関係だそうです。

ストレスは自律神経の失調やホルモンバランスの乱れを引き起こして血行を悪くします。

また消化器系の不調を招き十分な食事が摂れない状態を引き起こします。

これらは、髪を作る毛母細胞の活動を妨げてしまいます。

また精神的にも不眠の原因となり、先に述べたように睡眠不足から髪に悪影響を及ぼします。

ストレスの解消方法は、ひとそれぞれです。

運動したり、趣味に没頭したりいろいろです。

最近は福利厚生の一環でメンタルヘルスに力を入れている会社も多くあります。

周囲に相談できる相手がいない場合は、会社が提供しているカウンセリングを受けるという方法もあります。

若はげとなるAGAの原因として男性ホルモンと遺伝できまるホルモンへの反応の程度(感受性)があげられます。

確かにAGAの発症は遺伝できまるところはありますが、毛髪の成長を左右するのはこれだけではありません。

ここでは若はげの原因として多数を占めるものとして、食事内容、睡眠、ストレスを取り上げましたが、どれも日頃からの気配りで対応できるものです。

繰り返しになりますが、日頃から継続した対応が若はげを防ぐために必要なことがわかっていただけたと思います。