若ハゲを防ぐ方法について
若ハゲの多くは男性型脱毛症(AGA)の発症によるものです。
これは、男性ホルモンのテストステロンからつくられるジヒドロテストステロンの働きにより髪の成長サイクルが妨げられ、産毛のような毛しか生えなくなり、最終的にはハゲてしまいます。
ホルモンの働きがAGAを引き起こすのですが、その際重要なのがテストステロンへの感受性です。
これが高い人ほどジヒドロテストステロンの影響を強く受け、AGAが発症しやすいのです。
そして、テストステロンの感受性は遺伝します。
某アニメの敵キャラのセリフではありませんが「全ては遺伝子で決められている」というところが大きいのです。
でも、若ハゲの発生と進展は遺伝以外の要素が占めるところが多々あります。
そこで、若ハゲを防ぐためのあの手この手を考えてみました。
食べ物で防ぐ
髪をつくるのはたんぱく質です。
肉類からタンパク質が摂れますが脂肪分が多いため、脂肪分が少なくて良質なタンパク源である大豆製品を食べましょう。
そして、大豆にふくまれるイソフラボンと唐辛子にふくまれるカプサイシンとペアを組めば、毛母細胞の働きが活性化され、髪のサイクルが正常に保たれるのに役立ちます。
”冷奴に唐辛子”とか”豆腐の味噌汁に唐辛子を一振り”、とかです。
もう一つ髪にとって大切なのが亜鉛です。
亜鉛は、テストステロンからジヒドロテストステロンがつくられる際に活動する5αリダクターゼの働きを阻害することで、髪を守ります。
規則正しい生活で防ぐ
規則正しい生活習慣を身につけ、十分な睡眠をとるようにしましょう。
髪は寝ている最中に成長します。
特に午後10時から午前2時の間は髪が最も成長する重要な時間です。
この時間帯には眠れるように生活のリズムをつくりたいものです。
規則正しく行いたいものの一つに運動があります。
運動は心肺機能を強くし、体中の血行を良くします。
もちろん頭皮の毛母細胞への血行もよくなり、髪の成長を支えます。
育毛剤で防ぐ
育毛剤は大きく分けて薄毛になるのを予防するタイプと薄毛を治療するタイプの2種類があります。
予防タイプのものは「あれ~薄くなってきたなぁ~」と感じた人が、薄毛の進行を防ぐのに効果が期待できますし、頭皮の環境改善や髪の健康にも役立ちます。
もう一方は、薄毛の進行をストップさせ、育毛を促すために毛母細胞に働きかけます。
もちろん頭皮を健康に保つ成分もはいっています。
自分の髪の状態を見極めて、目的にあったものを選びましょう。
また、育毛剤の効果を発揮させるために、頭皮は清潔な状態に保つように心がけましょう。
最終手段:医薬品で防ぐ
飲む薬として効果が確認されているのが「プロペシア」です。
これは5αリアクターゼの活動を阻害して男性ホルモンのテストステロンからジヒドロテストステロンを作り出すのを抑制します。
一日一錠を水で飲むだけで、若ハゲや薄毛の進行予防については98%の人に効果が見られたという結果が報告されています。
最後の手段として専門医療機関で受診して処方してまらうのも一計です。
いかがでしょうか?
若ハゲ(AGA)とその発端の薄毛を防ぐ方法を幾つか紹介しましたが、ここでは紹介できなかった方法がまだまだあります。
確かにAGAの発症は遺伝によるものが大きいですが、日頃の食事、生活習慣や養毛剤の利用などで防ぐことは可能です。
また専門も医療機関で相談にのってもらうこともできますので、あきらめずにがんばりましょう。