中学生でも若はげとなる原因について
まず、髪は頭皮の毛母細胞でつくられ成長し、ある程度経過すると自然に抜けます。
髪は生え始めてからぬけるまでを2~7年程度のサイクルで繰り返します。
「ハゲる」とは、この髪のサイクルが乱れて、太く長くなる前の短くて細い産毛のような成長が止まった状態の毛が増えてしまい、頭髪の密度が減少して薄毛を感じることです。
この髪のサイクルの乱れが10代から出て薄毛や抜け毛が進行していくと、若年性脱毛症(若はげ)と呼ばれる状態になります。
中学生でも「若はげ」になる可能性はあります。
では、中学生の若はげはどうして起きてしまうのか?
中学生でも若はげとなる原因とは何でしょうか?
これから、その原因となるものを説明していきたいと思います。
ストレス
中学生活は授業も部活動も小学校のときとは異なりますし、先輩・後輩の上下の人間関係も強くなってきます。
新しい人との出会いが多くなりますし、なにより多感な時期ですので人間関係の変化は大きなストレスになってしまいます。
ストレスは円形脱毛症の原因になることが知られていますが、この他にも交感神経を刺激して、自律神経やホルモンのバランスが崩れることで血行不良になってしまいます。
髪をつくる毛母細胞は血液からの栄養で活動しますので、血行不良になると栄養不足で活動できなくなり薄毛、若はげにつながっていきます。
また、ストレスは胃腸や消化器系にも悪影響を及ぼします。
食欲不振から十分な食事ができなくなることも、毛母細胞への栄養供給の妨げとなってしまいます。
生活習慣の乱れ
中学の学業は、小学校より難しくなり、成績向上のために多くの時間を求めてきます。
また、新しい友達とのお付き合いも大切ですので、時間がいくらあっても足りないと感じるでしょう。
勢い食事の時間が不規則になったり、就寝時間が遅くなりがちです。
不規則な食生活は過食や偏食の原因であるとともに、髪の成長に必要な栄養が不足する原因になります。
さらに大切なのが睡眠時間です。
毛母細胞が髪をつくるのは、寝ている間です。
特に22時から2時は体を回復させるゴールデンタイムと呼ばれ、この時間に睡眠している事が大事です。
夜遅くまでPCやスマホを使用して睡眠不足が続いていると、髪にも影響が出てきます。
中学生のころは、一人の人間として自立を始める時期でもあり、これからの長い人生の出発点として大切な時期です。
体も心もおおきな変化を始める時期で、異性の視線も気になり始める頃ですよね。
髪もあなたと人生を共に歩む大切なものですので、お手入れを怠らないようにしたいものです。
お手入れといっても難しいことはありません。
日頃から、髪や頭皮を清潔な状態にしておくことです。
また、規則正しい生活とストレス発散も心がけてください。
少しの心がけが、健康な髪を豊かにしてくれますし、あなたの生活も楽しいものにしてくれますよ。