若ハゲになる兆候はなに?

若ハゲになる兆候について

若ハゲの原因はほとんど(約9割)がAGA(男性型脱毛症)によるものだと言われています。

AGAの原因には、食生活や生活習慣の乱れ、ストレス、遺伝などの影響といろいろなものがありますが、どれも若ハゲをゆっくり進ませるものです。

ついこの間まではフサフサだったのに、今ではツルツルに...なんて事はありません。

鏡に映った姿を見て「最近、髪に元気がない」とか「生え際が後退しているかなぁ」と感じることはありませんか?

それは若ハゲになる兆候を感じているのであり、若ハゲを見つけるチャンスなのです。

では、若ハゲになる兆候を見ていきましょう。

頭皮の色と硬さ

髪をつくる毛母細胞への栄養供給は血流によりますので、頭皮への血行が悪くなると毛母細胞が髪をつくれなくなってしまいます。

頭皮の色を確認することは、頭皮の状態を知るうえで手軽に行える大切な行動です。

そして「白」が理想的な頭皮の色で、「赤」が危です。

頭皮の「赤」は赤信号の「赤」で、頭皮の新陳代謝が悪くなっている状態なのです。

また、頭皮の炎症を示している場合も考えられます。

頭皮の炎症は、フケや皮脂の過剰分泌などの頭皮のトラブルにつながり、若ハゲにつながる抜け毛や薄毛の原因になってしまいます。

色の他に大切なのが「硬さ」です。

頭皮への血行が悪くなると、頭皮が硬くなる場合があるので気にかけておきたいポイントです。

具体的には、額の皮膚を動かしてみてカクカク動けば正常な状態です。

体が温まって血行がよくなる入浴時を利用して頭皮のマッサージを行い、頭皮の血行を促進して良好な頭皮の状態を整えましょう。

生え際の変化と髪のボリューム

生え際のチェックは、朝の洗顔時などに毎日行いましょう。

若ハゲはゆっくり進行しますので、チェックの際は以前の写真と比べるのもよいかもしれません。

髪の変化、特に薄毛や抜け毛は額の生え際から始まる場合と頭頂部(つむじ)から始まる場合があります。

額のチェックは簡単ですが、頭頂部のチェックも忘れずに行いたいものです。

散髪の際に、理容師さんに様子を見てもらうのも一計です。

もう一つの髪のボリュームについてですが、毛髪は生まれて、伸びて、やがて抜けるというサイクルを繰り返します。

この髪のサイクルが阻害されると髪が十分に成長できなくなり産毛のような細く短い状態で抜けてしまいます。

ですから、「髪のボリュームが減った」ように感じるのです。

整髪や洗髪時に髪のボリュームが減ったように感じたら要注意です。

抜け毛の様子

シャワー室で抜け毛に驚く人はいらっしゃいますか?

本来髪は毎日抜けて当然です。

個人差はありますが、一般的に50~100本の髪が毎日抜けています。

抜けた毛の本数は気になりますが、一番大切なのは抜け毛の長さや太さです。

先にも述べましたが、細く短い産毛のような発育不十分な毛が抜けているようでしたら要注意です。

AGAによる若ハゲの兆候である「髪の成長サイクルの乱れ」が起きているのかもしれません。

もう一つ、成長しきった髪が抜けた場合は、髪の根元は丸くなっていて白色です。

ですから抜け毛の根元が丸くなていない場合は、成長途中で髪が抜けてしまった事を意味していて、これも髪のサイクルが乱れていることとなり危険な兆候です。

このように、抜け毛は髪のサイクルの状態を表す鍵となるので、しっかりとチェックして下さい。

若ハゲの進行が始まる前には必ず兆候があります。

その兆候に気づいて専門医に見てもらうなど、早期に対策がとれれば、若ハゲの進行を阻止したり、進行を最小限に抑える事ができます。

治療にかかる時間も短くなり精神的にも時間的にも負担を少なくすることが出来ます。

若ハゲを防ぐ一番の方法は日頃の観察で兆候をつかむことなのです。