髪に良い栄養ベスト3について
食事は私たちにとって必要不可欠な行為です。
そこから得られる栄養が私たちの体や髪をつくるので、どのような栄養を摂るかが大切になります。
ここにあげる栄養は甲乙をつけがたい、髪に良い栄養ベスト3です。
髪に良い栄養その1:ビタミン群
ビタミンには色々ありますが、その中でもビタミンCは万能ビタミンと呼ばれるくらい活躍の範囲が広いビタミンです。
そして体内でつくることができないので、どうしても食事などによって外部から取り入れる必要があり、緑黄色野菜に豊富に含まれています。
ビタミンCには抗酸化作用があり、細胞の老化を防いで皮膚や血管を若々しく保つために働いてくれて動脈硬化を予防してくれますし頭皮への良好な血行をたもつのにも役立ちます。
また、コラーゲンの生成を助け、健康な髪の成長を支えてくれます。
ビタミンEも活性酸素を抑える抗酸化作用があり、動脈硬化や細胞の老化を防ぐ働きがあります。
また、ホルモンのバランスを調整する働きもあります。
ビタミンB群は、脂肪やタンパク質の代謝に必要なビタミンで、疲労回復や健康維持のために活躍してくれています。
炭水化物をブドウ糖に変えるときにもこのビタミンB群が活躍します。
髪に良い栄養その2:植物性のタンパク質
髪の材料であるケラチンはタンパク質からつくられます。
ところで、タンパク質には肉や牛乳などから摂れる動物性のものと、大豆などから摂れる植物性のものがあります。
どちらもタンパク質としては同じなのですが、肉などの動物性のものから摂ると、どうしても一緒に脂肪を摂ってしまうことで高カロリーとなり余った脂肪が中性脂肪やコルステロールを増やし、血液をドロドロにしてしまいます。
ですから、脂肪分の少ない植物性のタンパク質を摂るほうが良いのです。
また、大豆に含まれるイソフラボンには抗酸化作用があり、心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化を予防する効果もあります。
さらにイソフラボンには唐辛子やししとうなどに含まれるカプサイシンと協働で毛乳頭細胞に働きかけて毛髪サイクルを正常に保つ働きがあるそうです。
髪に良い栄養その3:DHA(不飽和脂肪酸)
DHAは脳や網膜の成分であり、脳や神経組織の成長や機能の維持に必要な物質です。
常温で固まりにくく体内ではあまりつくられないものなので食べ物から摂る必要があります。
血行を良くし、頭皮と毛母細胞への栄養供給がスムーズになります。
また、血液中の中性脂肪やコルステロールを低下させますので、肥満の防止にもなり成人病の予防にもつながります。
さらにDHAは脳の活動を活性化して情報伝達がスムーズになり、仕事や勉強において学習能力を向上させる働きがあります。
DHAは和食の代表的な食材であるサバやイワシなどの青魚に多く含まれています。
肉がメインの洋食が増えている昨今ですが、伝統の和食もつづけたいものです。
このように、髪に良い栄養は体にも良いのです。
本来なら食事から摂ることが望ましいのですが、忙しかったり外食が多くてメニューが偏ってしまうことが多い時にはサプリメントから摂る方法もあります。
サプリメントの使用は決められて摂取量を守るようにしましょう。