髪に悪いサプリメントワースト3について
サプリメントは栄養素を含む「機能性食品」ですので食べ物の仲間であり、基本的に髪に悪いということはありませんが、摂りすぎると髪や健康を害する可能性があるものがあります。
また、飲んでも効果に?(疑問)なものもあります。
ここではそんな髪に悪いサプリメントワースト3を徹底調査した結果を報告します。
髪に悪いサプリメントその1:コラーゲン
コラーゲンはタンパク質の一種であり髪に潤いを与えます。
しかし、食べ物として摂ったコラーゲンは、消化・吸収の段階でアミノ酸やペプチドに分解されてしまいます。
ばらばらにされたアミノ酸がコラーゲンに再構築されればよいのですが、これは体内の複雑なことなのではっきりわかりません。
これならば肉や魚を食べても同じことです。
また、サプリメントとなると味の調整のために砂糖などの糖類がたくさん使われています。
この糖類は代謝のさいにビタミンBを消費してしまいますし、代謝で消費されずに余ったものがタンパク質と結びついて糖化産物となり、肥満や動脈硬化などの原因となり、血行を悪くして頭皮への栄養補強の妨げになってしまいます。
髪に悪いサプリメントその2:ビタミンやミネラル
ビタミンやミネラルは体の調子を整えるのに欠かせない栄養素ですが、摂りすぎるとかえって体調を崩す原因となってしまいます。
ビタミンAは、目や粘膜の状態を正常に保つ働きがあります。
不足すると暗いところでものが見えにくくなる夜盲症の症状がでてきます。
髪のとっても頭皮の健康を保ち髪に潤いを与えますし、不足すると髪がパサパサになってしまいます。
しかし、短時間に多量に摂取すると腹痛や嘔吐、めまいなどの症状がでます。
さらに過剰に摂り続けると関節の痛みや脱毛の症状がでてきます。
ビタミンEも頭皮の状態を整える役割がありますが、摂りすぎると筋力低下、吐き気、下痢の症状がでてきます。
髪に有効なミネラルの代表格である亜鉛は髪をつくるケラチンの生成に必要なミネラルで、毒性が極めて低いとされており通常の食生活では過剰摂取が問題になることはないとされていますが、やはり摂りすぎると吐き気、嘔吐、下痢、発熱の症状が現れます。
髪に悪いサプリメントその3:材料が怪しい?サプリメント
サプリメントの栄養素には天然素材のものと人工的に合成されたものがあります。
天然もののほうが、コストがかかるのですが、体内で効率的に使用されますし、交じり物があっても本来の成分との相乗効果が期待できます。
一方、人工的に合成されたものは天然素材と比べて安価ですが、化合物における交じり物はよく似た物質であり、その働きが不明です。
ビタミンを人工的に合成した場合、化学構造は一見同じですど細かい部分が微妙にことなったり、分子の配列がねじれていたりするものができることがあります。
専門用語で「光学異性体」と呼ばれる分子構造が鏡に映ったように反転したものができることもあります。
このような「そっくりさん」たちを不純物として取り除けば問題ないのですが、費用と手間がかかります。
本来の栄養素が他の栄養素とペアを組んで働くところをそっくりさんが割り込んでしまっては、他の栄養素の働きも期待できるか疑問です。
ですから、値段が高くても安心できるサプリメントを使用するようにしたいものです。
最近は「ハイクオリティ認証」という制度もありますので、購入時に確認したらよいと思います。
複数のサプリメントを飲用する場合は、含まれる栄養素が重複して過剰にならないように注意しましょう。
また、くれぐれも定められた使用量を守るようにしましょう。