髪が細くなってしまう原因3選について
薄毛やはげた頭をよく見てみると、産毛のような小さな細い毛が生えていることがあります。
つまり、太い健康な髪が生えていないと薄毛やはげになってしまうのです。
では、なぜ産毛のような毛になるのでしょう?
それは髪の成長サイクルが乱されて髪が太く成長する前に抜けてしまうからです。
そこで髪の成長サイクルを乱し髪が細くなってしまう3大原因を選んでみました。
髪が細くなってしまう原因3選、その1:偏った食事
髪を作るケラチンは食事から摂ったタンパク質を分解したアミノ酸から作られますが、その際には亜鉛などのミネラルやビタミンBやEも必要となります。
他にも健康的な髪を保つためにはヨードやコラーゲンなども必要になります。
これらの栄養素は体内で作り出すことができないので、食事から摂るほかはありません。
また最近は、食事も肉食が多くなっており、脂質をとる機会と量が増えています。
脂質は体を動かすエネルギー源となる大切な栄養素ですが、摂りすぎると肥満などの成人病の原因となりますし、中性脂肪やコレステロールを増やして血液をドロドロにし血行を悪くしてしまいます。
偏った食事では、健康な髪をつくるための栄養を摂ることができませんし良好な血行を保つこともできません。
無理なダイエットも栄養が不足するのでいただけません。
バランスのとれた食事を規則正しく摂ることが大切です。
髪が細くなってしまう原因3選、その2:運動不足
心臓はもちろん、特にふくらはぎのあたりの筋肉も体内の血液の循環に大切な働きをしています。
運動をしないでいると、使われない筋肉は衰えていきますし、もちろん心臓た肺の能力も低下していきます。
頭皮の毛母細胞への栄養補給は血液によるものしかありませんので、心肺機能の低下による血流の低下は毛母細胞への栄養補給がスムーズに行えなくなり、髪が太く成長できずに細いままでいることにつながります。
また筋肉の衰えは基礎代謝の量も低下させ、同じ食事量でも脂肪がつきやすくなってしまいます。
食事で摂った糖質や脂質で余ったものが中性脂肪やコレステロールとなって血液をドロドロにしてしまい血行を悪くしてしまいます。
運動不足は、心配機能の低下とドロドロ血のダブルパンチで私たちの髪の成長を妨げるのです。
髪が細くなってしまう原因3選、その3:睡眠不足
人間は夜になると睡眠をとります。
日本人の成人の平均的な睡眠時間は6~9時間程度だそうです。
中には6時間未満の人も数%いるそうです。
以前は、睡眠は心と体を癒すための休息時間と考えられていましたが、最近では、脳の指令によっておきる積極的な休憩時間であることがわかってきました。
私たちが眠くなるのは、脳が体の休養と記憶の整理のために必要な時間を要求するからなのです。
具体的には、睡眠中は副交感神経の活動が活発になり、血管が広がり血行がよくなります。
また成長ホルモンの分泌が行われ、筋肉や体の各部のメンテナンスが行われます。
髪を作る毛母細胞の活動も睡眠中が最も盛んになります。
メンタル面では、睡眠中の脳は記憶の整理を行い、ストレスの解消のための情報整理、つまり脳のメンテナンスを行っているという説があります。
睡眠不足はうつ病などの精神性疾患に対する耐力を下げるという研究結果も報告されています。
このように、健康な髪は健康な体にこそ生えてくるのです。
土台となる体が不健康では髪が細くなって健康な髪は生えてきません。
日頃から髪にも健康にも気を配っていきましょう。